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野球観戦だけじゃない、ちょっとマニアックな甲子園探訪

[紀行・たび日記]  2013年8月16日

今は夏の高校野球(第95回全国高等学校野球選手権記念大会)の真っ最中ですね。

この間、古いアルバムを見ていたら、「1965.8甲子園球場」と書かれた10歳の自分が写った写真を見つけました。懐かしくなり機会があれば甲子園に行きたいと思っていたところ、意外と早くその機会が訪れました。

四十数年ぶりの訪問

野球にさほど興味がない私でも、中学時代、甲子園の近所に住んでいたせいもあり、夏の高校野球だけは大好きです。
試合開始のサイレンを聞いてから、自転車で外野席の観戦に行っていたのを思い出します。

甲子園球場周辺の地図(クリックするとYahoo!地図にジャンプします)


甲子園球場周辺の航空写真

Yahoo!地図では、甲子園球場のほかにもナゴヤドーム東京ドームなどを詳細なイラストで表現しています。その表現のリアルさを、航空写真と見比べてください。


写真の場所はどこ?

左の写真は、九州の田舎から兵庫に引っ越して来たばかりの頃、同郷の鹿児島玉龍高校が第二試合に出場するとのことで応援に行った時のものです。9歳年上の兄が東京から帰省してきた折に連れて行ってもらいました。

1965年8月 甲子園球場(左) 2013年8月 甲子園球場(右)


1965年の夏、鹿児島玉龍高校は、一回戦第二試合で武相高校(神奈川)と対戦し、5-3で負けてしまいました。疲れた顔から察するに、おそらく試合後の写真だと思います。
この時と同じアングルで撮影したいと思い、写真の場所がどこか調べてみました。
球場の左側に茂みが写っているのは、隣接する甲子園素盞嗚(すさのお)神社の森だと思われます。

右の写真はほぼ同じ場所で撮影したものですが、甲子園球場は2010年にリニューアルしているのでだいぶイメージが違っていますね。

甲子園練習風景

外観の写真を撮り終わり、早速球場の中に入ってみました。
公式練習の風景はニュースで見たことがありますが、一般の人もバックネット裏の内野席に入り自由に見学できるんですね。ちょっと感激です。

普段は入場券を買わないと入れないエリアで、大会関係者や高校野球の出場選手にまじって、練習風景や放送席の状況などを見学するのは楽しかったです。
機会があったらぜひ、皆さんも経験してみてはどうでしょう。きっと良い思い出になりますよ。



甲子園歴史館

ここでは高校野球をはじめ、阪神タイガース、甲子園の歴史など、甲子園球場のことを何から何まで知ることができます。また、バックスクリーンから甲子園を眺めることのできる展望台があったり、球場内を案内してもらえる「スタジアムツアー」も開催しています。

甲子園歴史館


併設されているスタジアムショップには、数々の甲子園グッズや名物「甲子園カレー」も販売していました。私は「カレーせんべい」を購入しましたが、ピリ辛で結構おいしかったです。


甲子園の松並木

甲子園球場は、枝川と申川の分岐するところに造られたことを、甲子園歴史館のヒストリーコーナーの1942年の航空写真などで知り、今も痕跡がないか早速現地を歩いてみました。

阪神甲子園駅東口を南に向かうと、左手に十数本の松並木があり、その一帯が堤防らしい盛り土になっています。

駅南側の松並木


なにか案内板がないか見回しましたが、残念ながらなにもありません。
付近に甲子園が河川敷跡に作られた証拠となるものはありませんでしたが、注意深く観察すると、その痕跡は道路の区割りや周辺の微妙な高低差にあることがわかりました。

甲子園の名前の由来

甲子園の名前の由来は、甲東園や甲陽園、甲風園などと同じ、西宮市民にはなじみのある「甲山」由来かなと思っていました。しかし甲子園だけは違うそうです。

関西学院大学からみた甲山


甲子園歴史館の解説や正門の銘板によると、甲子園が開設された大正13年は、十干十二支(じっかんじゅうにし)の最初の甲子年(きのえねのとし)にあたり、60年に一度の縁起のいい年なので「甲子園」と命名されたとのこと。
なるほど、干支が由来だったのですね。

正門入口近くの警備詰所わきに立っている銘板


今回は、野球観戦だけではない甲子園探訪をお届けしました。
甲子園歴史館や甲子園開設の歴史がうかがえる松並木など、ちょっと違う目線で甲子園を楽しんでみてはどうでしょうか。
(文:東)